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2004.08.04

転職におもうこと

 最近、私の近辺で「今度会社を辞めるんです」という人が増えたような気がします。ある人はリタイアだったり、出産をひかえていたりで完全に「会社員」というくくりから違う世界に行きますが、昨日お会いした人は「転職」でした。

 彼は埼玉県川越在住で私の実家とも近く、お互いの勤務地から近い新宿でこれまで何回かお酒の席にご一緒したが、昨日は池袋でした。「ちょっとお話できませんかね?」というメールでしたが、文章の雰囲気から「これは会社辞めようとしているな?」と感じてしまい、なにはさておき行かねば、と思いました。
 30代前半でとある大手企業の「部長」に実力で昇格した彼の体格は、昨年末あったときより1.5倍くらいに大きくなっていました。同時期から爆発的に太った私を見たかれも開口一番「ストレス太りですか?(笑)」と声をかけるほど。巨漢二人でディープな池袋西口界隈の飲み屋に突入。
 お酒が2杯目になったころ、彼の口から「tomizoさん、実は会社辞めようと思って」と、予想していた台詞が出てきました。「どうされました?」と聞く私。ただ、ここから私の予想ははずれました。

彼は「会社がイヤダ」とか「仕事に行き詰まって」とかいう消極的逃げの転職ではなく、今の生活を変えてでもやってみたいことが見つかってしまった、と笑いながら話してくれました。彼のビジョンは3つの柱で構築されていましたが、聞いている私が「うわ、面白そう!」と思ってしまうくらい引き込まれる内容でした。
若くして部長。年収も権限もあり、役員に退職の交渉をしにいったときに「10年後にはおまえ役員なのに」と言われる待遇を袖にすることに「だって、もっと面白そうなこと見つけちゃったんだもの」と、権威主義者が聞いたら卒倒しかねない台詞でニコニコ笑っていました。部長になって、もう少し逼迫するかと思ったら「まだ動けた」のが考えるきっかけだったみたいです。「今いる会社は好きなんですよ。一緒に仕事している人も好きだし。でもね、やりたいことってやっぱりタイミングとかあるし、今やって後悔したほうが、やらないで悶々としているより健康的で俺らしいでしょ?」とまで言われたらいっそ気持ちよいです。
彼はとても有能な人で、今度する仕事も思いつきで言っているのではなく、ちゃんと市場性とか人とかお金の流れとかすべて考えての転職みたいです。いままで何人も自分の「夢」をおいかけて転職し、挫折した人たちを見てきましたが、彼は結構失敗したときの撤収方法まで考えていたのがまた印象的でした。きっと自分がやってみたかったことを叶えるのでは、と思っています。がんばれ。

 私が転職するときも、とどのつまりが「これ、やりたい」と思った業態に行きましたもの。カモメのマークで有名な某社の「転職診断」では「あなた、今やっている職業以外には転職先なんてないよ(笑)」みたいな事しか言われませんでしたが、くじけず牙を磨きました。人間、やりたいことがあったら、突破してしまうんですよね。外野の人がなにをかいわんや、です。

 久しぶりにパワーのある人と会えて、こちらまで元気がでました。 ・・・しかし、池袋で同じ店に6時間、朝2時は流石にやりすぎたかと。楽しい時はアッと言う間に時間が過ぎることを体感してきました。

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