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2006.12.16

デザインが癒すひとのこころ

入院中の母を見舞いました。

先日のブログの記事を読んでくださった方々から「大丈夫?」とご心配をいただいてしまいました。お騒がせして申し訳ありません。みなさんの励ましの言葉、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。

昨年の時もそうでしたが、母はこの病院にある「高圧酸素治療装置」との相性が良いらしく、2回の処置をした後の今日は、入院時よりも格段に元気そうでした。まだ移動は車いすを使っているが、ベットの上に起きあがることも出来なかった入院時と比べると血色も良く、会話も出来ています。

ドクターからはこの病院での入院期間は2週間と言われています。定期的に食事と投薬をしてくれ、衛生面でも整っている病院での生活は、ややもすると自分の判断で決められた薬を飲まなかったりする母のような人には良い方向に働いているようです。
病室も、それまでの重傷患者用の部屋から、一般(?)入院患者用の部屋に移動しました。かなり静かな部屋で本人も安心しています。

さてさて。ベット脇にテレビがあります。100円を入れて1時間20分観られるタイプのものです。(イヤホンも一日350円のレンタル)
母は先日、病室の“音”に非常に苦しんでいたこもとあり、今日の面会でポケットラジオを差し入れました。

SONY「ICF-50V

Sl1020369

ピントが甘いのはご容赦を。何せ病室内ですから。
実家近くのラオックスで購入。2,980円也。地上波テレビ12チャンネル、FM、AMが入ります。単四電池2本で駆動。プラスチック製。色は赤と白から選べる。
特別な機能はありません。操作が直感で分かりやすい(チューニングもボリュームもダイヤルを回すタイプ)ことと、デザインがスッキリしていること。プラスチック製で重くない事。明るい色味であること。以上が選択の理由でした。

このラジオを見て持った母の感想。
「この、ふにゅって少しだけ曲がった感じが持ってみてとてもしっくりくる。病室内ってどうしても“モッサリ”としたものが増えてしまうけど、これはあか抜けていてなんだか持っていて嬉しいわ。 」

お値段的にはこれより数百円安くて同じ機能を持ったソニー製のラジオも売っていました。でもそれは、いかにも「携帯に便利なラジオです!非常持ち出し袋に常備しておいてね!」的なデザインの代物で、どうしても積極的に選択出来ませんでした。(あとでコンビニに同じ携帯ラジオが置いてあるのを発見。)

実際、遮音性も考えく購入してきたインナーイヤーヘッドフォンを使い、ラジオを楽しそうに聴いている母を観ていると、この携帯ラジオを買ってよかったなぁ、と感じました。
あまりデザインにうんぬんかんぬん言わない人なのですが、この状況でのこのラジオのデザインは好感度に直接結びついたようです。
「SONYさんは最近、結構大変だったみたいだけど、こんなあか抜けたものを作れるんだから、やっぱり『世界のSONY』よね。あなた、凄いと思わない?」 明らかにこのラジオを作ったSONYさんの勝利です。はい。

この携帯ラジオのプロダクトデザイナーさん、あなたの提案は一人の病に苦しんでいる人の心を明るくしてくれましたよー。ありがとねー。

入院時よりも明らかに明るい表情になった母から、ビジネスの極意を教わって帰ってきました。

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