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2006.12.13

二度目

携帯電話が鳴った瞬間、「あ、これは良くない」と感じる方の名前表示があった。
母の友人。

今日、去年と同じ病気で同じ病院に母が入院した。それを知らせてくれる電話だった。
会社の同僚や部下に多大な迷惑をかけて会社を飛び出し、埼玉の実家近くの病院へ。

去年も看てくださったカウンセラーの藤澤さんが居た。ご挨拶もそこそこ病状を聴く。
「詳しくは先生からお聞きになった方がよいですよ」 この手のご案内はあまり良い結果を生まない。

前回は院長先生、今回は副院長先生に担当していただいている。
MRIの断層写真を見る。私でも分かる部分がある。

今回は去年より確実に悪い。去年は計算を司る部分がだめになってしまった。今回は歩行を司る部分との説明を受ける。リハビリでどこまで回復するか。最低二週間の入院で様子を見ることになる。説明を聞きながら目の前が暗くなる。

今日は私自身、すこぶる体調が悪い。熱と咳で昨日はほとんど寝ていない。こんな体調の時に親が入院。何か因果応報なのだろうか。
私自身も別の病院で看ていただき、安静を告げられる。親子共々散々である。
病室はまさに「病室」めいている。看護婦に尋ねると病院で一番の重病患者が入っている部屋だそうだ。ここしかベットに空きが無かったそうだが、数時間居て気が滅入ってくるのを実感する。かなりの精気を吸い取られ、実家の後かたづけをして帰途に就く。
自宅に着いたときには既に日は暮れ、精神と肉体がへとへとに疲れ切った自分を鏡の中に見つけた。

「このブログはまるで遺書だね」と学生時代の友人に言われたことがある。
遺書か。生きた証しだと私は思っているが、案外そういうモノなのかもしれない。

明日からまた日常が始まる。
今日と違う明日。今日と続いている明日。
せめて明日は笑顔でいたい。

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