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2008.02.09

アウロラ タレンタム

イタリアの万年筆メーカー「アウロラ」の万年筆のことは、万年筆を使うようになってからずっと気になっていました。すべてを一貫生産しているそのクオリティの高さと、なによりそのデザインがポイントでした。

雑誌などでは「オプティマ」か「88」の紹介がほとんどで、わたしももし購入するなら、このどちらかだろうと思っていました。

今日、青山で友人の写真展があった帰りに骨董通りにある「書斎館」にはじめて行ってみました。博物館のような造りの店内は落ち着いた雰囲気があります。
このお店の展示されている売り物の万年筆たちには、どれも素敵なディスプレイがほどこされています。「見惚れる」ということばがふさわしいくらい。陳腐な言葉遣いですが、まるで綺麗な宝石のような輝きを放っています。

そんな中、私は気が付くとペリカンとアウロラのショーケースを行き来していました。店員の方から声をかけていただき、少しボディが太めで重めの万年筆を探している旨を伝えると、ケースから数本出していただきました。

私がペリカンをアウロラに興味が有ったことを見ていたようで、ペリカンから数本、アウロラから数本選んでいただきました。アウロラにはあの「オプティマ」が入っています。

バランスをみるために、持たせていただきました。うーん。キャップがスターリングシルバーや金属のものだと、かなりバランスが後ろ気味です。そしてあの「オプティマ」は最高のデザインで一目惚れしそうになりますが、軸の重さがしっくりきません。。。イメージしているものよりも軽いのです。。まいった。。。
と、そのとき、それまで手に取らなかった黒軸の地味目なアウロラの万年筆が目に留まりました。手に取った瞬間「これ!」と感じました。イメージしていた理想のバランスと軸の太さに感じます。もう一本、同じ万年筆のキャップがスチールのものも試させてもらいました。うーん。これも捨てがたいバランス。

席に移動して、つけペンで試し書きをさせていただきます。オプティマとあわせて3本。
銀盤のトレーに綺麗にならべられ、大きめのデスクを使わせていただけます。試し書きの紙はコピー用紙と同じクオリティの上質紙とざらざらとした風合いの「ジャンフェルト」という紙。オーナーがお好きな紙だそうです。この2種類の紙で試し書きをさせてもらいます。
比較用にバックに入っているペリカン405も使わせてもらいました。

試し書きをしながら思案することしばし。。。。。

うん。私が欲しいと感じていた軸の太さとバランスを持った万年筆、それはタレンタムだったようです。3本の中では一番値段の安い中級クラスの万年筆。でも、これがベストに感じたのだから、私にとっては最上級の万年筆です。

雪が降ってきていたので丁寧な梱包をしていただきお店を後にします。書斎館はおそらく社員教育にそうとう力を入れているお店だと思います。あきらかに普通の万年筆専門店とは一線を画していました、非常に心地よいお店です。カフェも併設されているそうなので、青山や表参道に出掛けたときには立ち寄ってみようかと思います。
あ、ちなみにある金額以上の万年筆を購入すると、オリジナルの革製ペンケースをいただけるようですよ。

帰宅して開封してみましたが、あらためてイタリアンブランドの製品だなぁ、と感じる大げさな梱包で驚きました(笑) イタリア製万年筆は出来るだけ同じブランドのインクを使うことをすすめられたこともあり、アウロラのブルーを入れて書いてみます。うん。やはり良いです。今日がこの万年筆のもっとも使いづらい状態であるはずなのですが、かすれもなくスムースな書き味です。
タレンタムのデザインで気に入ったところは、キャップの天冠部分とクリップです。派手な装飾はないのですが存在感があります。

便りになる道具がまたひとつ加わりました。長く使っていきたいと思います。

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コメント

はじめまして、古い日付のものに失礼します。
私も一昨日、タレンタムを買いました。やわらかでなめらかなニブと、こちらで語りつくされているバランスが決めてになりました。
私は今までモンブランの146が一番手になじんだバランスと太さだったのですが、タレンタムがそれに加わって、大切な万年筆がひとつ増えたことをとても幸せだと思っています。
これからもTaron35さんのブログ、楽しみにしていますね。

投稿: usami | 2009.07.03 00:38

>usamiさま

はじめまして。
コメントをいただきありがとうございます。
実は今、京都に来ておりまして、宇佐見様という方とお会いしていたところです。
コメントを拝見しておりまして驚いてしまったところでした。

タレンタムは、それはマイナーな存在に位置づけられており、パイロットの74のような位置づけにされていまいますが、どっこい名器だと思います。わたしは最近、パイロットの742をメインで使うことが多いですが、これは10年以上使い続けてはじめて良さがわかりました。

哲学者は実はとなりの家に住んでいた、という具合でしょうか。

ブランド的雰囲気にまどわされず、質実剛健、利用者の目線でつくられた道具は凄いと思います。

どうか楽しい万年筆のある日常をお送りください。

私は今いる京都で、明日にでも京都丸善に行ってみたいと思います。
そこで、檸檬の万年筆がまだ残っていたら、果たして通り過ぎることができるか、今から不安です(笑)

投稿: tomizo | 2009.07.03 23:08

すみません、usamiはうさぎさんの「うさ」です(当方女性です)。
京都からは無事お戻りになられましたか?
当方は関西在住なのですが(しかも実家は奈良です)京都の丸善までは行ったことがありません。

話がすこし脱線しますが、奈良にもたくさんのいい社寺仏閣があり、且つ大阪までのアクセスのいい場所に住んでいると、なかなか京都まで足を伸ばす機会がありません。
でも、楽しそうなので、たまには京都に行ってみるのもいいかな、と思いました。

「檸檬」は無事ゲットされましたか?(笑)
当方はタレンタムからアウロラにはまり、さっそくオプティマを買い足す予定です。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

投稿: usami | 2009.07.08 12:26

>usamiさま
コメントへのご返信おそくなりスミマセンでした。
京都の旅、楽しめました。
お土産は友人のおすすめで「阿闍梨餅」を買って帰りました。チームメンバーに評判でした♪
奈良も素敵な印象です。高校時代に明日香村をレンタル自転車で走った思い出があります!

さて、アウロラの世界に入られたようですね!
ドイツ製の万年筆にはない、素敵な雰囲気がありますよね。
実は私は万年筆自体も好きですが、アウロラはインクが好きです。
普段はペリカンのロイヤルブルーを使っています。が、アウロラだけは、アウロラのロイヤルブルーを使っています。この青がなんとも言えない深みのある青(碧)で、ニコニコしてしまいます。ぜひオプティマに入れてみてください!

わたしは注文している万年筆がまだ仕上がらないようで・・。気長に待つようにします。

家に届きましたらブログで紹介しますので、また読んでやってください。

投稿: tomizo | 2009.07.11 21:14

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