京都 大原 宝泉院にて
京都で「一度訪れてみたい」と思っていた場所、それが大原でした。
訪問した日は朝から全国的に寒波襲来、極寒の日で、京都の北部に位置する大原では、晴れ間の中でも粉雪が舞っているような日でした。
三千院、寂光院など、有名な古刹が多くありましたが、私が一番感動した場所は
「宝泉院」でした。
このお寺には見所がたくさんありましたが、やはり一番こころをひかれたのが最初の写真にもある「額縁の庭園」でした。
樹齢700年の「五葉の松」を正面に眺める園側と、竹林を臨む園側で構成されている盤桓園という庭の設計が本当に素晴らしかったです。
ラピュタにでてくる「龍の巣」のような形状ですが、これ、松の木です。
近江富士の形とも言われているそうで、京都市指定天然記念物。京都三大松の一つとのことでした。
縁側にいらした先客のご夫婦に失礼ながらモデルとなっていただきました。
とても絵になるご夫婦でした。
また、額縁を見学に来た方には院の方から抹茶とお茶菓子をいただけます。
額縁はガラスなどなく、外の寒風が吹きさらすのですが、不思議とお抹茶をいただいている時だけは心から暖まり、美しい日本というものを感じられました。
盤桓園にはまた、二連の水琴窟が備わっているのですが、この日の寒さのためにおそらく水が凍り付いていたようで、残念ながら幽玄な調べは聴くことができませんでした。。。
ちなみに、もう一つの庭園、宝楽園にある水もこのようにカチンカチンでした。
大原は春か秋がオススメとのことでしたが、冬の大原も大変に魅力的でした。
また来てみたい場所です。
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