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2010.03.21

加藤製作所のセルロイド万年筆

Dsc_2401

おそらく、日本で唯一の「セルロイド万年筆」作者であった「カトウセイサクショカンパニー」代表の加藤清さんが1月にお亡くなりになった、との連絡を知人からメールでいただきました。

いつもオーダーに挑戦してみは「在庫払底につき、次回入荷見込み未定」ということをくりかえし、ついに生前は手に取ることが出来なかった加藤さんのセルロイド万年筆。

同じ知人から大坂と東京で「作品展」を開催される方がいると教えていただき、先日東京で開催された作品展に伺ってきました。

その際、2本のセルロイド万年筆を幸運にも入手することができました。
それが写真の「象牙」と「べっ甲」です。

ともに鉄ペン。普段はほとんど私は使わないペン先ですが、加藤さんのセルロイド万年筆には鉄ペンの方が似合う印象もあり、あまりこだわりませんでした。それよりもセルロイドの軸。独特のぬめり感と柔らかさがあります。加藤さんの手作りの温もりを感じさせてくれる、そんな万年筆でした。

<象牙>
その名の通りアイボリー・ホワイトのセルロイド万年筆です。
クリップは加藤製作所の普及タイプのもの。コンバーターが付属していましたが、珍しいラバーバータイプのものでした。リング部分に若干のサビがあり、キャップに軽いクラックがありますが、筆記時の支障はなさそうです。
アイボリー・ホワイトの醸し出す雰囲気が思いのほか上品で柔らかい印象を与えてくれます。

Dsc_2402

<べっ甲>
こちらもセルロイドならではの模様を出しているべっ甲柄の万年筆です。
ボールペンが沢山あったのですが、その山の中に1本だけありました。
首軸がきつめでしたが、「セルロイドは使わないと収縮してくるのですが、使い出すとまた動きがよくなりますよ」と教えていただき、日常使いをしようと決意。
べっ甲柄って子どもの頃、九州の父の実家ではよく見ましたが、最近は見ていませんでした。自然な柄の入り具合が絶妙です。

Dsc_2403

自宅に戻り、コンバーターを装着して早速試し書きしてみます。
うん、どちらも書き味良好です!細字の鉄ペンですが妙なかりかり感も無く、すーっと書けます。軸のサイズも細身ですがバランスが良くて、普段使いには良好ですね。

いろいろな経緯を経て手元に来た加藤さんのセルロイド万年筆。大切に使っていきたいと思います。

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