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2010.06.05

柴田トヨさんの詩集「くじけないで」

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Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital

6月4日付けの日経MJの書評欄で紹介されていたのを読んだのが、この詩集を知るきっかけでした。
現在98歳の柴田トヨさんが、92歳の時から産経新聞の「朝の詩」に投稿したものを中心に42作品が編纂されている詩集。日経が産経新聞のお話をするのも意外でしたが、なによりこの作者の方のお年を読んで驚きました。
3月の出版ですでに18万部も刷られているそうです。

どうしても読んでみたくて、仕事先の書店で買い求めました。

この日の仕事はとあるビジネスイベントでの当社社員へのフォロー。開始まで少しだけ時間があったので、会場に入って詩集を読み始めました。

読み進めるにつれて、自然に泣いていました。

ビジネスイベントの会場で、いい年をしたビジネスパーソンが本をめくりながら泣いている姿。さぞかし異質な、いや、異様な光景だったことでしょう。

わたしはこれまで、詩集というものにはあまり感動をすることの無い人生を送ってきました。詩人の方の強い人生観がストレートに伝わり過ぎる誌との出会いが何故か多く、痛くて読み進められないことが多かったと、今思い返してみて感じます。

柴田さんの誌は、その語り口がやさしく、それは自分に対してではなく、相手に対してのやさしさにあふれる文字でつづられています。

そしてそれは、柴田さんの家族に対する愛情なのだと、ストレートに感じます。
旦那さん、お母さん、息子さん、息子さんのお嫁さん。。。みんなと一緒にいることのありがたさ、大切さ、かけがえのなさなどが伝わってきます。

書きながら、また泣きそうになっている自分がいます。

私の母と柴田さんが重なる、そんな感じがするからなんだと思います。

数年前、大きな病気を患い、私自身がドクターから見せられた写真をみて「もうだめだ」と真っ白になった状況から驚異の回復力で復帰した母。
退院した母がひとりで住む家に毎週日曜日に顔をだす。
もう2年くらい続いている家族のふれ合い。

料理を作ってくれながら、私の仕事の話や政治、文化、スポーツの話題、自分の友人の話、父との出会いの話など、お互いに聞いて話して過ごす日曜日。

私が行くことをとても喜んでくれる母の姿を見て、私も元気をもらって帰ってきます。
そんな関係をこれからもまだ続けたい、と心から思っています。

明日、顔を出す時には柴田さんの詩集を持って行ってあげよう。
母さん、まだまだ先輩にこんな素敵な人がいるよ!うちも負けていられないよ!ってね。

柴田さん、素敵な世界を知らせてくださって、本当にありがとうございます。

※産経新聞での3月の書評欄記事はこちら

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コメント

わたしはまず、tomizoさんの記事に涙がこぼれそうになりましたよ!私も是非読んでみたいとおもいます!

投稿: あべこ | 2010.06.06 22:33

>あべこさん
コメントありがとうございます。
上手くご紹介できていませんが、この詩集は本当に素敵だと思います。是非一度読んでみてください!

投稿: tomizo | 2010.06.07 05:27

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