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2013.06.08

無印良品さんの広報対応に危機管理の姿勢を学ぶ。

株式会社良品計画の2013年6月7日付けニュースリリースが素晴らしい。

企業として、にげず、かくさず、あやふやにせず。
丁寧に、且つ論理的に説明するその対応は尊敬できる広報姿勢。

私も、ニュースリリース文章にあるような「誤解と混乱」をしていたひとりでした。
正していただけたことに感謝しています。

リンク(http://ryohin-keikaku.jp/news/2013_0607.html

2013年6月7日

無印良品「ごはんにかける ふかひれスープ」の
販売中止を求めるご意見について

               

本年3月頃より、全国の無印良品の店頭およびネットストアなどで販売する「ごはんにかける ふかひれスープ」の販売中止を求めるキャンペーンが、インターネットのサイト等を中心に展開されています。

これまで、弊社では静観の姿勢を保ってまいりましたが、この度のキャンペーンにおいて販売中止を求める主張の根拠とされている主たるポイ ントの中には、一般消費者の皆様に対して誤解と混乱を招くのではないかという懸念を抱かざるを得ないものも含まれており、今般、弊社の見解を以下のように 申し上げることといたしました。

                   

今キャンペーンのサイトなどからの引用によれば、販売中止を求める主たる根拠は以下の2つです。

  1. 「フカヒレスープの需要により殺害されるサメの数は何と年間約1億匹」
  2. 「同社の利用するヨシキリザメは国際自然保護連合(IUCN)により準絶滅危惧種に指定」

上記、1、2に対する弊社の見解を以下のとおり申し上げます。

                                       

1、弊社製品に使用するふかひれは、約70%以上の量が宮城県気仙沼港の他、日本国内にて水揚げされたサメからのものであり、残り30%弱がスペイン産のものです。
こ の気仙沼港で水揚げされるヨシキリザメは、主にマグロ延縄漁の‘混獲魚’として水揚げされたものであり、その混獲されたサメは水揚げされたのち、その身は 各種練り物製品へ、また軟骨は健康食品、皮革は工芸品等にと、さまざまなものへ利用されています。このことは、弊社商品開発担当者が現地の港にて、サメの 水揚げから加工までの工程を実地検分にて確認が済んでおります。
すなわち、弊社製品に使用されているふかひれの入手方法は、一部の地域で行われているようなFinning(ヒレだけを取るためにサメを殺戮し、その他の部分は海上で投棄する)によるものとは明らかに一線を画す手法であり、同一視されるべきものでもありません。
な お、弊社では原料のトレーサビリティーを一層向上させるため、出来るだけ早い機会に全ての原料を国産のみに切り替える方針ですが、現在使用しているスペイ ン産につきましても、すでに1年前よりヨーロッパとアメリカでもサメのヒレを切り離してリリースすることは禁止されていますので、ふかひれは日本のものと 同様の入手方法です。

2、キャンペーンで引用されている国際自然保護連合(IUCN)の「保全状況の評価リスト」では、以下のような分類を採用しています。

                        
絶滅絶滅 EX: Extinct
野生絶滅 EW: Extinct in the Wild
絶滅危惧絶滅寸前 CR: Critically Endangered
絶滅危惧 EN: Endangered
危急 VU: Vulnerable
低リスク保全対策依存 CD: Conservation Dependent
準絶滅危惧種 NT: Near Threatened
軽度懸念 LC: Least Concern
その他データ不足 DD: Data Deficient
未評価 NE: No Evaluation
                        

そこで、ヨシキリザメが国際自然保護連合(IUCN)の「保全状況の評価リス ト」における準絶滅危惧種(NT: Near Threatened)に指定されているという現状ですが、こちらは準絶滅危惧種が上記評価リスト上でも低リスクに分類されており、その中でもヨシキリザ メは下位に位置づけられています。
更には、日本の所管省庁への確認のみならず、日本の法令によっても何ら漁獲規制のないことは確認が済んでおります。(なお、Finningに関する規制は存在します。)

私たち無印良品は常に生産者の皆様と共に、世界のお客様に向けて最適な商品のご提案に努めております。 「ごはんにかける ふかひれスープ」については、以上の理由に加え、生産者である宮城県の気仙沼を中心として行われてきた伝統的地場産業の一助となること からも、販売を継続することが妥当と考えております。

               
以上
               

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