Nikon F80s 2019
デッドストックのカメラは一概に手放しで喜べない部分もあります。
機械的部分と電子的部分、これが工場をでてから一度も稼働していない(&もちろん保守点検期間は終わっている)機種のため、起動して不具合があっても直せない、ということです。
このF80もファインダー内の液晶部分に一部点灯不良箇所がありまして、絞り値が上手く確認できなかったりします。
またボディの外装部分は加水分解をおこしていて、ご多分に漏れず「ベトベト」。
電池を入れて起動させると、カレンダー部分に灯が入ります。なんと1900年代の表示が!
懐かしいtimecapsuleを空けたような、そんな気分になれます。
当時から欲しかったF80。当時購入していたムック本を書棚から引っ張り出しました。
普段使っているF6と比べて格段に軽く、シャッター音も囁くような静けさ。操作系統は今のニコン・デジカメのそれの基準となっているような前後ダイヤル&右肩液晶での確認スタイルで、違和感無く使えます。
コマ間に撮影記録を移し込めるSタイプの機種ですので、現像も楽しめそう。
フルサイズのD4sのサブ機として、カメラバッグに忍ばせていこうかと思っています。
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